アンティークダヴィンチ x パーペチュアルカレンダー IW3750-30・たった83個の部品で作り上げた永久カレンダー

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アンティークダヴィンチ x  パーペチュアルカレンダー IW3750-30・たった83個の部品で作り上げた永久カレンダー

IWCのダヴィンチはデザインを何年かに一度刷新する。

近年もう一度ダヴィンチは丸形ウォッチに変わったが昔の丸形と今の丸形では、

やはり与える印象が少々違う。

今回僕がお話しするのは少々古いモデルのダヴィンチ。

Ref.3750-30


ヴィンテージ感漂う素晴らしい見た目。

ラグ、リューズ、プッシャー、ケースの形状、

どれをとってもこのアンティーク感がたまらない。

特に現在でも健在の伝統のケースラグはダヴィンチのDNA。

文字盤を見ると、

これがパーペチュアルカレンダー付きのコンプリケーションウォッチだということにお気づきだと思う。

その通り、

ムーンフェイズ付きの永久カレンダーを搭載したムーブメントを載せた複雑機構時計で、

当時としも安い200万円台という価格設定で売られていた。

安さの理由はETAの7750という汎用ムーブメントをベースに、

IWCの得意とする永久カレンダーモジュールを追加したムーブメントを使用していたから。

しかもその永久カレンダーのモジュールはわずかに83個のパーツで組み立てられていた。

技術屋集団と言われる所以の一つでもある。

Ref.3750-30

通常、永久カレンダーなどの複雑機構はケースサイドのボタンをピンで押したりして調整したりするわけですが、

IWCの複雑機構付きのモジュールはリューズを回すだけで調整できるという優れたムーブメントを内蔵している。

つまりETA7750と呼ばれる、

汎用ムーブメント、

という言い方をすれば悪いですが、

実は7750はかなり優秀なムーブメント。

悪いところが出尽くしているのだ。

つまり不具合などがかなり少ないうえ、

不具合が出たとしてもオーバーホールや修理などで、

直しやすかったりするというメンテナンス性の高いムーブメントなのだ。

それに追加されたパーペチュアルカレンダーモジュールは、

簡素に設計されているにもかかわらず、

2499年まで西暦表示できるトリプルカレンダーを備える。

更にはニッチなファンをも喜ばせるムーンフェイズさえも12時位置に表示。

Ref.3750-30

Ref.3750-30

斜め横から見るとこんな感じ。

もとのベースがETA7750でそれにモジュールを追加しているので、

こういう厚みのあるケースになった。

現代のIWCの永久カレンダーのムーブメントは厚くなった分の厚みを径を大きくすることで対応したのかなと予想している。

予想なので確かではないですが、

この件についてはまた、別の記事で触れようと思う。

38mmというケースサイズで15mmという厚みは少々どら焼きみたいな感じですが、

ご存知、ダヴィンチのケースラグは可動式。

こういう場合に可動式は威力を発揮する。

これがたった83個の部品で作られた永久カレンダーモジュールが入ったムーブメントを搭載しているダヴィンチ。

このヴィンテージ具合がいい。

IWCが技術屋集団で、

入社も難しいという理由が分かる気がする。

1980年代に、

わずか83個の部品で2499年までのうるう年や大の月、小の月が計算されたブレインを作り上げた。

頭脳集団というわけだ。

本当にたった3個というのがすごい。

Ref.3750-30

デザインもヴィンテージ感がいい具合に出ている。

僕個人的にはモダンなダヴィンチよりも、

ヴィンテージ感のある丸形ダヴィンチの方がやっぱり好きである。

ユーズドなら永久カレンダー付でも割とリーズナブルなはずだから、

中古でも気にしないという人は良い選択だと思う。

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